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明けましておめでとうございます！

 

2020年は、コロナ一色でしたね。

逆境の中、あっという間に過ぎた1年でしたが、色々と考える1年になりました。

 

↑毎年お正月に作る　新潟の郷土料理　「のっぺ」

 

そんな中で見つけた答えは、

「これまでの人類の長い歴史の中で、どんな逆境も乗り越えてこれたのは、

逆境の先の幸せを人が諦めなかったからだ」・・・ということです。

 

そうです。

「逆境は幸せへの前奏曲」

 

この言葉は、私の人生の師　青木仁志先生の言葉ですが、

私自身の人生に当てはめてみても、確かにそうだなと思います。

 

私の母は、

シングルマザーとして私を51年前に産み女手一つで育ててくれました。

 

今では苦労して育ててくれた母に対して、感謝しかありませんが、

実情を知った１８歳思春期の頃は、違いました。

 

なぜ私は、もっと平凡な家に生まれなかったのだろうか。

いや、なぜもっと幸せな家の子どもとして、私は生まれてこれなかったのだろうか。

 

「自分は不幸だ」と、勝手に自分で自分の価値を低く見ていました。

 

そして、結婚、出産と、

世間から見た「女性の幸せ」を手に入れれば幸せになるだろうと

必死に生きていた２０代。

 

でも、私は結局、

二人の娘を産んだ３１歳の時に、産後うつになり、

自分の生きる価値、自分自身の存在価値を、またもや見失いました。

 

こんな自分なんか、「生きている意味もない・・・」と。

 

今思えば、

私はすべてを、環境のせい（社会や、複雑な家庭環境のせい）、

他人のせい（夫や家族のせい）にして

自分の責任で、生きていなかったのです。

幸いにも、自ら命をおとす勇気も、私にはなかった。

 

そんな私も、

「母親として、このままではいけない・・・変わりたい」と言う思いを心の片隅に持ち続けていました。

 

そしてもう一度、１０代の頃のように自分のやりたいことに向かって、

キラキラ自由に輝いて生きてみたい！と思ったのです。

 

私は、どうしたいんだろう？

私って、どうなりたかったんだっけ？

何を、してみたかったんだっけ？

 

夢や自分の幸せを考えることなんて、

大人になってから、やっていなかったことに気づき、

私は、四六時中そのことについて考えてみたのでした。

 

ノート見開き２ページに、

鉛筆で、少しでもやってみたいと思ったことを書いて、

そこから本当にやりたいことを選抜していったのでした。

 

夢同士を戦わせたんです（笑）

どっちが本当にやりたいこと？って。

 

最後残ったのは、「パン職人」と「メイク」でした。

（どちらも、ただ好きで、出来るようになってみたいという理由でした笑）

 

これは、どちらも諦められなくて（笑）

両方トライしたのですが、

最終的に残ったのはメイクでした。

今でもパンは好きですが、食べるだけで満足しています（笑）

 

メイクは、自分でできるようになって本当によかった。

メイクで顔が変わると、着てみようと思う服が変わりました。

自分の姿が変わると、自分に自信が出て、

自然と、明るさや優しさが湧いてきたように思いました。

 

すべてにおいて悲観的な見方をして、

自分だけじゃなく、他人も否定していた自分が、

自分にも、家族にも、他人にも、

優しい目で見ることができるようになっていたんです。

 

すると、鬱であったことは、

自然と忘れていたのでした。

（鬱を克服するのに、半年もかからなかった。）

 

そんな時に、かかってきた一本の電話。

私の結婚式でメイクをしてくださったメイクアップアーティストの先生からです。

 

実は、メイクを学ぼうかどうか、

決心がつかなかった時に、

そのメイクアップアーティストの先生に相談に行ったことがあったのです。

 

私「どう思いますか？」

すると

先生は、「いいんじゃない？」って。

 

ただ「いいんじゃない？」っていうその言葉に

背中を押してもらった。

 

否定的な言葉を言う人に相談はしないほうがいい。

背中を押してくれる人に相談するべき。

私が、相談した相手は合っていたね。

 

そのメイクアップアーティストの先生からの突然の電話は、

「メイクは習ったの？　試験をするからおいで」と言うものでした。

 

訳が分からず、でもメイク道具を持って、

指定された日時に、私は伺いました。

 

そこのスタッフの方に、私はフルメイクをさせていただき、

その様子を始終、先生は遠目から見ていました。

 

最後に、先生はメイクの出来のチェックをし、一言おっしゃったのです。

 

先生「合格」

私「えっ？」

 

まだメイクを習ったばかりの私は、メイクに全く自信がありませんでしたから、

「えっ？合格ですか？」って本当に信じられなかった。

 

そんな私に、先生は、

「メイクしている立ち姿がカッコよかったから合格よ」とおっしゃったのです。

 

メイクの実力は、きっとまだまだだったんだろう。

でもそんなのはこれからの努力でなんとでもなる。

 

それより、立ち姿に見える

私の未来への夢を見てくださったんだと・・・いまは解釈している。

 

そこから私の人生は、上昇した。

今、本当にメイクに出会えてよかったと心から感謝しています。

 

私はメイクアップアーティストになり、

これまで６０００人以上の女性のメイクを指導をさせていただきました。

多くの方から、「メイクによって人生が大きく変わった」と言う言葉をいただけるようにもなった。

「鬱になってよかった」とも、今は思える（笑）。

 

全ては、今につながっている。

辛かった過去も、逆境も乗り越えたら、自分の価値となる。

 

今、どんな夢を持っていますか？

少しでも、1回でも、

望んだ夢はなんだったでしょうか？

 

人類が、どんな逆境も乗り越えてこれたのは、

「こんな風になりたい」

「こんな生活がしたい」と、

夢を諦めなかったからだ。

幸せを諦めなかったからだ。

 

今、コロナでつらい日々が続いています。

夢なんて見れない・・・そんな風に思ってしまう気持ちもわかります。

私も、何度も心が折れそうになりました（本当のことを言うと）。

 

でも、諦めたら終わり。

 

諦めない気持ちのその先に、

これまで以上の幸せがあるって、私は知っている。

 

「逆境は幸せへの前奏曲」

 

今回も、必ずそうなる！

 

 

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あとがき

 

 

メイクを習って見たいと言う夢だったら、

私が応援します。

 

メイクを教えてみたいと言う夢だったら、

もちろん私が応援します。

 

自己概念が低く、

ただの主婦だった私が、

産後うつを乗り越えて、

メイクアップアーティストになりました。

 

不可能はない！

 

今こそ、メイクの力が、

多くの女性の力になると信じています。

 

先行きが見えず、不安な今だからこそ、

コントロールできない状況だからこそ、

唯一コントロールできる自分に焦点を当てる時。

 

逆境が、幸せの前奏曲なのは、

逆境では、自分に向かうしかないから、

かもしれないね。

 

そして、

自分が乗り越えてきたその価値を、

人の役にたてたい・・・って思うからかもね。

 

 

 

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